らうらちゃんのこと

raura

9月1日は感謝の日!

2年前の今日、18歳のらうらが天国へ旅立った日。

 

前日の夜、ロアジスのドッグフードを

私の手から美味しそうにモグモグ食べて、

自分でベッドまで歩いていった。

 

いつものように横になって、幸せそうな顔ですやすや。

その日、私は珍しく5:30に目覚めてしまい、

いつものクセで「らうらが息をしているか確認!」

 

「良かった! 今日も、らうらは生きてる」

 

安心して2度寝。
18歳のらうら、いつ何が起きてもおかしくありません。

6:30起床。らうらを見る。
あれ⁈ うそ。お腹が動いてない!えっ⁈

一瞬頭が真っ白!

「らうら‼︎ らうら‼︎」と声をかけましたが、目を覚ましません。

 

生まれる前からブリーダーさんにお願いをして、我が家にやって来たらうら。

18年、ともに生きてきた同士。

歳をとって介護でちょっと大変だったけど、

生きていてくれるだけで幸せだったのに。

悲しくて悲しくて。悲しくて。

 

らうらのおかげで、『ともに生きるしあわせを』感じることができました。

2年前の今日、心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

らうらに感謝。

らうらを大切にしてくれた多くの方々に感謝。

らうらと私の生活を見守ってくれてきた周りのみなさんに感謝。

 

私だけでは18年間、育てられなかった。

友人に「また、らうらに逢えるよ」と言ってもらい、

生きる楽しみが出来ました。

 

一生懸命生きて、私のおつとめが終わったら、またらうらに笑顔で逢える。

今日も感謝‼︎ みなさんありがとうございます!

 

次回はちょっちゃんみゅうちゃんのお話のつづきです。

「ちょこ吉」と「みゅう」

chokomyuu

ほぼ1年間、狭いキャリーケースの中だけで生活していた「ちょこ吉」。

ボサボサの毛、見るからに汚い小さな小さな黒い犬。

しっぽの長い、たぶんトイプードル。

市場で売れ残ったらしい。

 

ほぼ1年間、狭いゲージの中をくるくる回り続けていた

脳に障害があるという「みゅう」。

ガリガリで骨と皮だけの茶色のダックス。

ペットショップで売れ残ったらしい。

 

8年前、とある保護犬活動をしているNPO団体で

「ちょこ吉」と「みゅう」に出逢いました。

 

「あと3日でいなくなるよ。保健所行き。殺処分。値段は相談にのるよ。」って。

そこには、見るからに哀しくて、みじめで、弱々しい犬たちがたくさんいました。

犬たちが吠えると、木刀をもった男性が

犬たちのゲージをたたき、「黙れ‼」と叫ぶ。

 

「うるさくても大丈夫ですよ。ゲージ叩かないでください」

「犬たち怖がってしまいますよ。」と言っても聞かない。

とんでもない所に来てしまったと思いました。

 

怒りと悲しみと勢いに任せ、よくわからないまま

私は16万払って2頭を連れ帰りました。

 

外に出たことのない「ちょこ吉」。

散歩をしようとしても、一歩も動かない。

数日たって、少し歩くことに慣れてきたと思ったらすぐに骨折しました。

 

脳障害のせいか、まっすぐ歩けない「みゅう」。

怯えて人前ではご飯も食べない。

特に男性の前では常に震えるほど怖がりました。

 

さらにずさんな管理の中で育った2頭は

疥癬(かいせん:ヒゼンダニによる感染症)にかかっていました。

犬を飼って何十年になりますが、こんなことは初めてでした。

 

いったいこの2頭に何があったのだろう?

どれだけ怖い思いをしたのだろう?

 

ペット業界やペットを取り巻く社会環境について深く考えるようになったのは

「ちょこみゅう」(ロアジス社内での2頭合わせての呼び名です)に出会ったその日からです。

 

次回に続く…

ロアジスの設立のこと

今日はロアジスのことを書きます。

5年前にロアジスを設立しました。
日本で初めての「オーガニック&ナチュラル専門のペットブランド」です。
多くの人に反対されました。

ペットにオーガニックはまだ早い。
価格が高すぎる。
本物(認証取得)のオーガニックかどうかなんて、まだ日本人にはわからない。
素人がグレーな日本のペット業界で生き残るのは無理だ。などなどなど…。

この5年、辛いことが山ほどありました。
自社商品を真似され、悔しくて眠れないこともありました。
信じていた人に裏切られて、ものすごく落ち込んで自分を責めて、
もう立ち直れないんじゃないかと思ったときもありました。

でも、諦めませんでした。
正しいことを誠実に一生懸命やれば、必ず伝わると思ったからです。

▼ロアジス初展示会の模様。しかもいきなりアメリカ!

IMG_0901 (1)

私は、死ぬまでいきいきと生きたいと思っています。
奇跡のようないのちを大切したいと思っています。
でも、それを日々意識して実行するのって、けっこう難しい。

ただ、1人だと難しくても仲間がいれば出来るかもって、思ったんです。

「ロアジスは、いのちを大切にできる社会を創造します」

大きなこと言っちゃってますが、そこを、本気で目指したいと思って、
ロアジスのミッションとしました。

もう少し分かりやすく言うと、私たちのミッションは、「いのちを輝かせる」こと。
人もペットたちも自然も。

▼ネパールの標高4000mで暮らすヤクたち♪年になんどもネパールへ行き、商品開発してます!

IMAG1831

今ではネパールの女性たちの職業支援や人身売買の被害にあった少女たちの
支援のお手伝いを少しですが出来るようになりました。

みんなのいのちが輝いています!私も!

この輝きの輪をもっと広げたいです。

「ロアジス」はフランス語で「オアシス」「いきものが集う憩いの場」という意味です。
私はいのちが終わるまで、ロアジスをつくり続けるつもりです。

次回はわが家の犬たちをご紹介しますね。

おてんばワールド

本日は大安!そして、ロアジスの設立記念日です!

5年間はあっという間でした。 皆様のおかげでなんとかやってこれました。
ありがとうございます。感謝。
さらに、今日は私のブログ記念日でもあります! 生まれて初めてブログ書いてます。

第1回は自己紹介では?
…いや、自己紹介はまた今度!

記念すべき第1回目は、 私の原点である高校時代の恩師との対談にしたい!
…と、恩師のお宅へお邪魔しました。

そこには、なんと、○ 十年ぶりの再会が…。
写真のお人形は、私が高校を卒業する際、 お世話になった先生に手づくりしたもの。

o0480064013703047468

シミは増えた( 私と同じように・・汗)けど元気そうなおてんば娘!
先生が引退された最近まで、 先生と一緒に色んな学校で沢山の高校生達と過ごしたそうです。
色んな想いでをつくって、今は毎日先生と過ごしてる。
こんなに大事にしてくださって…、嬉しくてうれしくて、 目が涙でいっぱいになりました。

先生の目も涙いっぱい。

o0480064013703047366

泉谷先生、 高校時代の孤独だった私を静かに温かく見守ってくれて、
ありがとうございました。

先生のおかげで今の私がいます。
これからの私の人生は、全てを「いのちを大切にする」 ための活動に捧げます。

みんなが幸せに生きられるように、 微力ながら力を尽くしたいと思います。